東方サッカーレビュー
同人ゲーム「東方サッカー*1」を一月くらいかけてクリアしたのでちょこっと感想でも。クリアまでの時間は10時間くらい。
そんな訳で、ちょっとレビューっぽい事を書いてみる。購入を考えてる人の参考になれば幸い。
●システム
まんまファミコン版「キャプテン翼2」。でも、必殺スルーを始めとする新機軸もあってだいぶハデな展開に。操作性も悪くない、つーかこちらもまんまキャプテン翼。オフサイドの概念がなかったり、防御時のCPUの行動パターンが「ボールを持ってる人を追いかけるか、全然関係ない所に移動する」だったりするのは「これは幻想郷のサッカーだから……」と自分で自分を納得させるしか無い感じ。
「咲夜さんが必殺タックルで相手からボールを奪ったら、そのまま妖夢にパス。妖夢がサイドからドリブルであがってアリスにパス。そしてアリスからルーミアにセンタリング、ルーミアがそれを必殺スルーして霊夢の必殺シュート!」などと戦術を考えてニヤニヤできるあたり、元ネタ(キャプ翼×東方)の面白さが良い感じに融合してると思った。
●必殺シュート&ムービー
このゲーム一番の見所。東方らしく、シュート時にはスペルカードを使ったムービー演出が入る訳ですが、これがまた良い感じ。
プリズムリバー姉妹のトリプルシュートや、魔理沙のマスタースパークと言った燃える演出の物の他にも、「サッカーは手を使っちゃダメ」というルールを明らかに曲解してる物、も多く、そのハデ&脳天気っぽさがうまい具合に東方っぽい感じ。具体的には、ボールを本で挟んで突っ込んだり、刀で月を斬ったついでにボールも斬ったり、いったん宇宙軌道上に打ち上げて軌道衛星と一緒に落としてみたり。
個人的には輝夜の「たすけてえーりん」がかわいくて良すぎる。
オリジナル技も何個かあるけど、個人的には許容範囲。
●ストーリー
正直、どうでも良い出来。変にオリジナル要素を入れたり、キャプテン翼のパロディにしなくても「幻想郷でサッカー大会だ。わーい!」くらいで充分だったと思う。
あと、最終面に出てくるスーパーストライカー○○○の姿がすべてを台無しにしてると思った。
●難易度
キャプテン翼2の難易度はもう忘れたけど、このゲームに関しては特に可もなく不可もなくって印象。敵チームのガッツが無尽蔵なので、そこを理不尽に思う人もいるかも知れないけど、それはキャプテン翼もそうだったしなあ……。
また、キーパー中国の守備は非常にムラがあり、ハーフで3〜4点くらい平気で入れられる時もあるのは、緊張感のある戦いができるとも言えるし、ただのストレスの種とも言える微妙な所かも。自分は前者。
あと、後半のあるステージのキーパーが攻略できずに6回くらい再戦した時は流石に辟易したけど、ちゃんと攻略法を考えたら楽勝だった。そんな訳で、キーパー攻略も熱いです。
●バグとか要望とか
このゲーム、バグ(というかフリーズ)が多すぎ。もう何度もパッチが出てるけど、それでも容赦なく止まっる時があるのが大幅なマイナス。
また、1試合が30分くらいかかるので(バランス的に難しいかもしれないけど)試合中の中断機能が欲しかった。
あと、オールスターパッチの次は対戦パッチをぜひ。