闇崎/イナガキのゲーム雑記

雑食系おっさんゲーマーが壁に向かってブツブツ呟いてるよ

向こうには「鬼軍曹モノ」ってジャンルがあるね。絶対。

 クリント・イーストウッド監督・主演の映画「ハートブレイク・リッジ(ASIN:B0000C9VDG )」をDVDで観ました。
 アメリカ海兵隊こそ最強! そして最高! そんな映画でした。
 どんな軟弱なヤツでも海兵隊に入れば、強靭な肉体と精神の両方を持つナイスガイに変身ですよ? 奥さん奥さん。あなたの息子、ロックスターになるとか言ってません? なら今すぐ海兵隊に入れるです!
 ……そんなメッセージが込められてる(気がした)、海兵隊礼賛映画でした。
 見所は、やはりイーストウッド演ずる鬼軍曹が新兵を鍛えあげるところですかね。かの名作「フルメタル・ジャケット」程では無いにしろ、“チンタラ走ってる部下に実弾発射”とか“自分と違う服を着てたら速攻で脱がせる(しかも毎日違う柄を着て来る)”など、なかなかの鍛えっぷりです。
 しかし、この「トラブルメーカーの鬼軍曹が原隊に帰ってくる」→「だが自分の担当の部隊は落ちこぼれの集まりだった!」→「愛の鞭で特訓。しだいに分かり合う軍曹と部下」→「実戦。見事作戦を成功させて英雄に」……って流れはまんま『スポ魂モノ』のフォーマットですね。やはり日本人もアメリカ人もこーゆーパターンが大好きなんでしょうか。
 このパターンに当てはめれば、日米同時大ヒットも夢じゃない!?
 主人公は一線を退いた元大手同人作家。彼が学生時代になんとなく取った教職免許を生かして母校に勤務してみたら、そこの漫研はダメ人間の集まりだった!
「いいか貴様ら! 俺が必ず貴様らを大手壁際サークルにしてやる! その日まではウジ虫だ! 地球上で最下等の生命体だ!」
「これが貴様の原稿か? まるで、そびえ立つクソだ!」
「俺がこの世でただ一つ我慢できんのは―――締め切りに間に合わせる気の無い手抜きコピー誌だ!」
 そんな妄想が止まらない。やばい。