その1『四月になれば彼女は』プレイレポート
シナリオ一本目は私のオリジナルシナリオ。タイトルは「四月になれば彼女は」。
気取った名前に早くも参加者からは「殺せー殺せー」コールが。早くも身の危険を感じます。
導入は、黄龍会の幹部「桜吹雪清二郎」の一人娘「桜吹雪さくら」(清楚貞淑黒髪!)が行方不明になったので探して欲しい…という典型的なマンハント。
「明後日…4月1日は彼女の誕生日なんだ。せめてそれまでに探してくれ!」
ここでDD、このチームが情報収集をえらく苦手としているのを失念してまして*1。
DDの予想を遙かに上回る四苦八苦ぶりをみせながら、清浪女子高の校舎屋上に佇むさくらたんを探しあてます。
が! 突然屋上(4階分)から飛び降りて時速60kmで逃げ出すさくら! 慌てて追いかけるPC! ケチャップ!
DDはとっとと逃げきるぜ! とダイスを振るも、見事に失敗。さくらたん、ガス欠。煙まで吹き出して、正体が早くもバレ気味です。
で、PCの決死のケチャップが功を奏して見事捕獲するも、回収に来たチンピラの車を大破させてまた逃走。行方を見失ってしまいます。
瀕死のチンピラの遺言に従って、一行は親分「桜吹雪清二郎」に会いに行きます。
PCが必死に「さくらたん=ロボ説」を唱えても、一向に信じない親バカ清二郎親分。
「かわいい私のさくらは、昔からあんな感じだったぞ?」
「昔からっていつよ?」
「彼女が5歳の時高熱を出して、それから毎年検査入院しなくちゃいけなくなったんだ! ああ、かわいそうなさくら!」
「その病院が怪しい!」
と、言うわけでチーム一行は彼女の治療を担当した病院「チェルノボーグ・ホスピタル」*2を訪れます。
中で寿司詰め状態になってる小汚い労働者をちぎっては投げ、ちぎっては投げて院長室へ! そこには宇宙服っぽいのに身を包んだ院長が!
「さくらについて教えろ!」
「言えんな! 言ったらボスに殺されてしまう!」
「なら力づくで聞くまでだ!」
「それは…どうかな?(背面のレバーを引く)放射能過剰摂取の実験だーッ!」
と、言うことでPCたちは放射能を大量に浴びながらの戦闘。*3
ゲロを吐くイリーナや、髪の毛がバッサリ抜け落ちるエミリアーノ。そして一人平気な顔をしてるロシア少女エカテリーナ。ちなみにミゲルは家でひたすらに撮り溜めしてたプリキュアのビデオを鑑賞*4。一行ピンチ!
が、ハゲたエミリアーノの怒りの一撃で院長瀕死。戦意喪失。
「さくらたんについて教えろーッ!」
「彼女はすでに死んだ! 今のはロボット! 暴走の原因はソ連製のOSに変えたからだ! 残念!」
と言って、「ここまで白状したら、ワシは組織に殺されてしまう! さらばじゃ!」と服毒自殺。「言う前に死ねよ!」とPCたちから一斉にツッコミが入る。
で、最後のさくらの居場所/武器/弱点を探す情報収集ですが、DDまた大失敗。目的の情報のセキュリティレベルを高くしすぎて、PCたちは手も足も出せません。
しかもPCたちの打つ手打つ手がすべて裏目に出る始末。
薬物を打って精神点を回復させながら情報収集するイリーナ! ファンブル! 「お前、目つきが怪しいな。署までご同行願おうか」(一晩拘留)
ファンブル! ついカッとなって、情報屋のおっちゃんを撃ち殺すエカテリーナ!(越えてはならない一線を越えてトラウマ1点)
ファンブル! エカテリーナの「貧乏神」のとばっちりを受けるエミリアーノ。「ねー、エミリアーノ。ちょっとあっちを見てみない?」戻ってみると、愛車がレッカー移動!
ファンブル! 自分のオタクコレクションを見て「俺、今まで何をやってたんだろう……」と我に返るミゲル!(趣味:オタク使用不可)
精も根も尽きた一行は、とりあえず一晩休むことにします。
で、次の日。依頼の期日!
ミゲル、しょっぱなからファンブル! コンビナートの妨害工作!
「で、DD。どうなっちゃうの?」
「もうこの情報を情報ルールで手に入れる事はできなくなります」
「え? それって……」
「もう…ダメなんじゃないかな……」
気まずい空気。
……翌日、大阪に白い灰が降った……*5。