キャンペーンルール雑感
迷宮キングダムの公式ページ*1で、「言語」に引き続き「キャンペーン」の追加ルールが無料配信! すげー!
追加ルールは全体的にプレイヤー有利な方へ調整されている印象。
とは言え、確かに今までのまよキンは低レベルのカツカツ具合がちょっと厳しかった!
以下、各ルールを読んでの個人的な感想。
初期ジョブの決定
キャラ作成の段階でジョブを決めてもいいよ、という提案。
個人的には、ランダムで決めた方が良い具合にキャラの個性が出て好き。
でも、この追加ルールを採用した時の最適解を考えるのも熱そう。
災厄までの猶予期間
低レベル王国は「王国災厄表」を振らなくても良い、という追加ルールの提案。
本文に書いてある通り「王国災厄表」の効果は、振ってみてはじめて分かるエクスタシー。
最初の冒険で、ヨクワカラナイまま《民の声》を使って「王国災厄表」でヘマこいて全滅、ではヘソを曲げるプレイヤーも多かろうと思うので(自分とか)、このくらいの補助輪を付けてあげるのは良いかも。
自分が実際に採用するときは、災厄表を振った時に「今は大丈夫だけど、3レベル以上になったら(ころころ)こんな効果になっちまうぜ!」とか言って宮廷の人に慣れさせるのが良いと思った。
希望に集う人々
ボスを倒せば《民》がボーナス的に増やしても良いよ、という追加ルール。
今までシナリオにこういうボーナスを組み込んでた人は多いと思うけど、こうやって目安が提示されるのはイイネ。
まだ死ぬことはできない!
死亡した時に、隠された設定が突然明かされて復活しても良いよ、という追加ルール。
一人1回とは言え、ちょっと甘すぎるかな? と思わなくもないけど、それは私が迷宮脳に侵されてるだけかも知れない。
でも、死亡した! と思った時に「実は俺の体にはマヨネーズキングの血が流れていたのだ!」とか言いながら復活するのは、ジャンプ的ご都合主義っぽくって超イカス!
使命の引き継ぎ・変更
死亡時に仲間へ自分の使命を譲渡したり、物語的に自然なら自分の使命を変更しても良いよ、という追加ルール。
こーゆールールが発動すると、ストーリー面で大きく盛り上がりそう。
(自分がGMをする場合の)まよキンは、ゲーム的なやり取りで盛り上がることはあっても、ストーリー面で盛り上がることが皆無なので、こーゆールールでストーリー面の盛り上がりをサポートしてくれるのは助かるね。
新たな使命
使命を達成したら新しい使命を貰っても良いよ、という話。
使命はモノによって達成のしやすさに幅があるので、(本文で言われてるように)表に頼らない方が良いっぽい。
とは言え、ヘタをすると他のキャラクターとのレベル差が開きすぎてしまう可能性もあるので難しいところではあると思う。
逸材の追加効果
逸材の能力に対応した国力の判定が有利になる、というもの。
普段地味な逸材も、ここぞとばかりに輝き出す! ……かも?
留守中の逸材が、王国のピンチを回避するために活躍するってのはステキなシチュエーションだと思うし、その逸材に対する愛着も沸きそうなので良いルールではないでしょうか。
1回きりの遊び方
単発セッション用の各種レギュレーションの提案。
「王国データ」と「推奨背景」は、今まで以上にドラマチックな展開を仕込めそうで妄想の翼が広がる。
「背景なしセッション」は、けっこう思い切ったルール。でも、もし自分がコンベンションでマスターをするなら採用しても良いかも。賑やかなコンベンション会場で、各プレイヤーに使命の内容を解説するのはなかなかの重労働だと思うし。
劇的背景表
必要以上にキャラクターがドラマチックになるともっぱらの評判の、昔のRole&Rollに掲載されていた追加背景表。
(色んな意味で)ややこしい背景が多いので、ある程度ゲームに慣れてから採用するのが良いんじゃないでしょーか。
以上、ザックリとした感想でした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
これらルールを採用することで、プレイヤーの熟練度に対応した難易度調整がやりやすくなった印象。システム面での幅がより広くなって、まよキンのGMがますます楽しくなりそうです。
ここから下は、まよキンに対する個人的な感想。
理想のレベルアップペース
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- 新版になって、ネットのプレイレポートで《民》を集めるが大変でレベルアップできないという意見を拝見します。旧版時には、もう少し3〜5レベル時を長く遊びたいという意見が多かったため、そのあたりを調整して、3レベルまでは比較的早くレベルアップする代わり、4→6レベルにアップするには、じっくり遊んでもらうようにデザインしたのですが……。何回くらいのプレイでレベルアップするのが理想なのでしょう?
自分は1回のセッションで1レベルアップするくらいが好きです。
自分がキャンペーンでGMをする時は「王国レベルによるレベル上限」のルールをとっぱらっちゃうこともしばしば。
とは言え、最近は「そこまで急がなくてもいいんじゃね?」と思う時もあります。再訓練ルールもありますしね。