カルドセプトサーガ/現時点での感想
欠点のない完璧なゲームなんてモノはありませんが、「カルドセプト セカンド エキスパンション」は、私にとって完璧に限りなく近いゲームでした。
優れたシステムと、練られたゲームバランス。そして、それを盛り立てる美麗なカードイラストと豪華なサウンド……と、(通信対戦がない事をのぞけば)かなり完璧な面白さを提供してくれたゲームでした。
そして時は過ぎ。Xbox360で「カルドセプト」の新作が!
- 出版社/メーカー: 株式会社バンダイナムコ ゲームス
- メディア: Video Game
- クリック: 11回
- この商品を含むブログ (101件) を見る
だいたい20時間くらい費やしてストーリーモードが終わったので、徒然に感想でも。
第一印象
遅い!
もう、とにかくモッサリした展開。
カードを引く度に画面が一瞬止まる。カードを使っても画面が一瞬止まる。戦闘に突入したらしたで、たっぷり2、3秒読み込んでからやっと殴る始末。
このモッサリ感にかなり絶望。前作のサクサクっぷりは何だったの?
どのくらい絶望したかというと、徹夜する気マンマンで発売日に買ってきたものの、プレイ3時間で布団に入って寝ちゃったくらい絶望。
遅さを解消する方法
でも、いろんなトコロで情報を集めてるうちに、ロードを早くする手段がいくつかあることが発覚。
【1】オプションで「システムボイス」をオフにする。
【2】システムキャッシュをクリアする*1。
これで結構快適に、というか実行前に比べると同じゲームとは思えないくらい快適に! マジお薦め。一度やってみなよ*2。
ストーリー
兎にも角にも「長い」!
「これで最終面だろう」って展開から10ステージくらい経ってやっとエンディングだった。
まあ、長いのは別に良いんだけど、展開が平坦で冗長感が拭えないのがなんとも……。
それと、ボコられた途端、態度を急変させるヤツが多いのが小者っぽくてちょっとイヤ。対戦中に心が徐々に揺れ動いていく描写とかあればなー。
とは言え、瞬間的に盛り上がる展開が何カ所かあったので、全体的には「惜しい」って感じ。
あー、あとAIの馬鹿っぷりには辟易。これはこれで「ストーリーモードを負け無しでクリアできたオレSUGEEEEE!」と思えてある意味気持ちいいけど、AIの使う魅力的なブックが充分に生かされてないのが敵ながら惜しすぎる。
ゲームデザイン
前作をベースに、素直にボリュームアップした印象。前作の延長線上の楽しさを提供しつつ、「呪身*3」や「復唱*4」などの要素が、「今度はこんな事もできるのか!」と心地よい驚きを与えてくれます。
カードのチョイス&バランス調整も、自分が「ちょっと強くね?」と思ったカードが削られてたり*5、使用コストが上がってたり*6と、良い感じで調整されてる気がする。
マップも数が多いのは良いけど、前述のモッサリ感のお陰で、後半のマップで遊ぼうという気がなかなか起きないのが残念。
バグ
ひどい。
詳しくはhttp://www21.atwiki.jp/culd_saga/pages/10.htmlやhttp://bugfix.jp/blog/culdceptsaga/を参照のこと。
猿め!