闇崎/イナガキのゲーム雑記

雑食系おっさんゲーマーが壁に向かってブツブツ呟いてるよ

リプレイ3冊感想文

 最近ハマっていたブリーチDSも一段落ついたので、積んであったリプレイをまとめて読みました。
 と、言うわけでサックリと感想でも。
 

 さなえたんリプレイも、早くも5冊目! しゅごいね。
 もうパーティも中堅レベル、と言うことで、盗賊ギルドの幹部になるためのミッションやら、それに伴う妨害やらがお話の主流に。
 
 第1巻の頃には想像もできなかった展開と、ますます息が合ってきたメンバー同士のやり取りがステキですね。こういうノリってキャンペーン・シナリオならではゆえにシビれる憧れる。社会的地位の向上を目指す展開も、他のリプレイにはなかなか無い個性があってイイヨーイイヨー。
 
 あと、ルールミスについて「間違えました、ごめん!」ってちゃんと謝ってる点も好印象。素直な人は好きです。
 
 と、言う訳で。
 このリプレイは、ぺらぺらーず・シリーズの独自の面白さを確立できた一冊になったと思います。
 面白かったです。
  お次は、ダブルクロスの異世界リプレイ集。
 平安時代物の方は、きわめてシリアスで重厚な作り。
 平安という時代を上手く生かしたキャラ造形や、当時の和歌を引用したセリフ回しなど、自分には到底ムリっぽいシビれるプレイが連発。すげーすげー言いながら読んでました。
 
 安易にハッピーエンドにしない切ないラストも、ダブルクロスっぽくて良いですね。
 
 一方、ネットゲーの方は「明るくて荒唐無稽、でも決める所は決める」という自分のよく知るFEARリプレイっぽいノリ。
 HUNTER×HUNTERのグリードアイランドっぽい設定にハァハァしつつ、こちらも楽しく気軽に読めました。
 ただ、きくたけキャラのエンディングフェイズは、(リプレイ的に珍しい展開になったので)もうちょっと引っ張って欲しかったですねー。
 
 いや、でも二編ともノリは違えど質の高い作りで十分満足しましたよ。

 

 同じくダブルクロスリプレイ。ダブルクロスの王道を行く「オリジン」シリーズの3巻目。
 
 やっぱり、これまで敵方だったファルスハーツ陣営のキャラがPCに加わってるのが最大の目玉ですね。特に、黒幕っぽく動くあの人は、ただひたすらに格好良かったです。でも、こーいうキャラって凄いし、面白いんだけど、マネすると確実に事故るよね……。文頭に「よい子はマネしないでね」の一文が欲しかったかもと言えなくもないかも。
 
 実は、1巻とほぼ同じノリの2巻にはちょっと飽き飽きしてた所もあったんですが、これは前述のファルスハーツキャラが良いスパイスになっていて、緊張感を持ったまま読み終えることができました。
 続き物なんで、この本から読み始めるのはオススメできませんが、既刊2冊を読んだ人にはぜひ読んでいただきたい作品です。