闇崎/イナガキのゲーム雑記

雑食系おっさんゲーマーが壁に向かってブツブツ呟いてるよ

「押忍!闘え!応援団」レビュー

押忍! 闘え! 応援団

押忍! 闘え! 応援団

 一ヶ月ほど遊んで、自分の中で一段落ついたのでひとまず感想でも。
 全難易度で一通りクリアして、今は称号目当てにハイスコアを狙っているところ。あとちょっとで最高称号。
 
 どんなゲームなのかは、公式ページの解説(http://www.nintendo.co.jp/ds/aosj/whats/index.html*1を参考にしていただくとして、個人的な感想をちょろちょろと。
 
 システム自体は「音に合わせて画面をタッチする」という、実に音ゲーの基本フォーマットに沿ったシンプルな作りながら、すっげぇ熱いストーリーと演出が面白すぎ!
 始めの受験生を応援するのはまだ序の口で、人の恋路や商売に次々と介入し、ゆくゆくは街の政治や世界の歴史すらも応援で解決し、最後は更にスケールアップする展開は必見! つーか、このまま行くと、未来世紀の戦争は、応援団が何人いるかで決まるとすら言えよう!
 
 一つ一つのストーリーも、応援の成功具合で過程が変わる展開が非常に秀逸で、否が応にも応援に力が入ります。なにより、ゲームを始める時はどん底にいる人間が、自分の応援でメキメキと上昇する様はとてもキモチが良いです。しかも、応援団員は、助けた人に見返りも求めず、次に応援すべき人を求めてさすらうってのもまた渋い。渋すぎる。
 
 ここであまりストーリーの衝撃具合を書くのもアレなので、是非とも自分の目で確かめて頂きたいとは思います。とりあえず、公式サイトで一話が丸々見れるムービー(http://www.nintendo.co.jp/ds/aosj/175r/index.html)がありますので、その熱さを実際に目で見て頂ければと。
 
 システムについては、シンプルかつ直感的。タッチする度に鳴る太鼓やホイッスルの音がまた心地よく、楽しく応援世界に没頭させてくれます。ただ、本体付属のタッチペンでやると、手で画面が隠れる事で次に押すべき場所が見えなくなってしまい、難易度跳ね上がるのが難点と言えば難点かも。
 音楽の選曲も、非常に熱い曲が揃っていて実に私好み。布袋と氣志團ウルフルズが入ってる時点で私は満たされました。タイアップの1曲以外はオリジナルとは違う人が歌っているけど、まあ許容範囲。
 欲を言えば、練習モードで使っているような、コッテコテの応援曲がもっとあれば良かった。あと演歌とかも。
 
 また、このゲームは対戦や協力プレイモードもあり、私も何回かやってみましたが、ストイックすぎて正直本編ほど楽しめません……。せめて、中間デモの時くらいはお互いのゲージを隠してくれればもうちょっと盛り上がったのに……。でも、対戦モードの投げやり加減全開なストーリーは一回くらい見ておくと良いかも。

 ……と、長々と語らせて頂きましたが、久々に“魂にズシンと来る”ゲームでした。ルールは簡単で楽しく、それでいて長い間飽きずに遊べるという非常に優秀なゲームですので、この雰囲気が嫌いでなければぜひ一度遊んで頂きたいと思います。
 特に、ストートーのノリが「スペースチャンネル5」と共通の物がありますので、スペチャンのファンには特にオススメ!

*1:音が出ますので注意