新選組血風録
司馬遼太郎の新選組短編集。
大河ドラマがキッカケでにわか新選組ファンになっている今の私にはピッタリな一冊と言えましょう。
結構な厚さがありましたが、大層面白く二日間で読破してしまいました。始めて名前を聞くようなマイナー隊士の話もあり、更にそれら隊士も深く描かれている点に新選組の奥深さを垣間見た感じです。
個人的には谷三十郎にスポットを当てた「槍は宝蔵院流」がお気に入り。谷一族(主に三十郎)のカワイソーな生き様が堪能できて○。それにしても谷周平ってのはホントにダメな人なんですねー。知れば知るほどヘタレっぷりが分かってイヤーンな感じ。大河ドラマの谷周平ってスゲエ美化されてるんですねー。南無南無。
と、言うことで関連資料が手に入りやすい今のうちに、新選組関連の本をイロイロ読もうと思います。次は燃えよ剣か子母沢寛かってところ?