闇崎/イナガキのゲーム雑記

雑食系おっさんゲーマーが壁に向かってブツブツ呟いてるよ

サタスペ話

 先日やったサタスペがだいぶ私のTRPG欲を満たしてくれたので、最近高まりつつあったTRPGパワーがさらに急上昇中です。
 ここ数ヶ月で上海退魔行ダブルクロスアルシャードガープスパワーアップ(の武侠)とけっこーイロイロ遊んできましたが、コレが一番ツボにハマった感じ。
 ルールが煩雑なのが難ですが、ゲーム全般から漂うB級っぽさ・猥雑さは、ヒロイックな志向に偏りがちな近頃のTRPGにはない面白さに満ちてます。そこが“非王道”が好きな私にジャストフィット。
 ゲームの中身は、殺人や強盗、臓器売買に売春などなど、けっこーヤバい犯罪に手を染める展開が多々ありますが、それでもプレイが暗くならないのは、ルールブックの所々に散りばめられた洒脱な文章と、ファンキーな速水螺旋人氏のイラストのおかげです。そこもまた魅力。
 あと重要なのはファンブル! ファンブル表の楽しさは他のTRPGの追随を許しません。「白兵戦の最中に悟りを開いて戦闘放棄」したり「『恋愛』を使って情報収集した結果“鼻がもげる”」そんなのばっかりです。「能力値の回数までダイスを振れるが、1ゾロが出たら即ファンブル」というルールも、ファンブルの楽しさに拍車をかけるのです。
 他にもダイスを振るだけで見事に怪しいキャラができちゃったり、レアアイテムに「アニメプリントの抱き枕」とか「幻の第14話収録のビデオ」があったり(しかもけっこう有用)、モンスターデータに「老人」や「女子高生」、果ては「ゴジラ」に「北京原人(うぱー)」までいる混沌っぷりだったりと、色々イカした(&イカレた)ポイントが多いんですが、到底語り尽くせません。
 とにかくイエサブに行って、買え! 読め! 笑え!
 そして私がマスターの時にルール間違いを訂正して欲しい!
 ……ルール覚えきらないッス。